日本体育大学兵庫県同窓会だより 獅子の風

2023年6月10日

令和5年度がスタートしました  ~同窓会総会は対面式で実施~

会員の皆様、お元気でお過ごしでしょうか。 これまで、コロナ禍の影響で様々な制約がありましたが、新型コロナウイルス感染症の扱いが「5 類」に移行し、今年度の兵庫県同窓会総会は、コロナ禍以前のように対面式で実施できる運びとなり大変うれしく思っています。コロナ禍での経験を今後に活かしていきたいものです。
総会は 7 月 29 日(土)に姫路のまねき食品会館にて開催しますが、各議案等の協議後、 高校野球、ソフトボールの世界で多くの若者たち を育成し、現在、篠山市スポーツ振興官として高校野球をはじめスポーツを通じて次代を担う子どもたちへの指導にあたっておられる同窓の長澤宏行氏 (S 51 卒)にご講演を賜ります 。
豊かなご経験に基づいた 育成術などをお聞きするのが今から楽しみです。また、懇親会では同窓の絆を紡ぎ、親睦を深めて参りたいと思います 。 一人でも多くのご参加をお待ちしております。

全国同窓会 ~代表者会議~

5月27日からの2日間、世田谷キャンパスで開催されました。 第1日目は、松浪理事長から日体大の誇りと使命などについての講話 と今村常務理事から新校舎建設などについての説明がありました 。石井学長からは学生たちの学びと日体大の今についての説明があり 、アドミッションセンターとキャリアセンターからは入試状況と就職状況についての報告などがありました。第2日目は、同窓会 の令和4年度事業・決算報告、令和5年度事業計画案、令和5年度~7年度の役員改選案等について審議し承認されました。塩谷会長をはじめコロナ禍の大変な時期に誠実で的確な対応をして下さった旧役員の方々に温かい拍手が贈られました 。新会長には高田 前幹事長が就任され新体制がスタートしました。

【松浪理事長講話】

<新たな目標>新たな目標学生数8000人以上の大規模総合大学を目指し各分野でのオンリーワンを目標としていく 。<共生社会への貢献>パラスポーツの隆盛、共生時代が到来することを予測し、7年前に国内初のスポーツ教育を主軸とした附属の高等支援学校を北海道の網走に設立。日体大は保体の教員免許だけでなく支援学校の教員免許も出せる大学として注目を浴びている。<国際貢献 ・ 交流> JICA 海外青年協力隊派遣者数は国内大学で第一位。スポーツを世界中に広めていく役割を担っている。また、留学にも力を入れており海外の大学と連携 している 。<国際平和に向けて>第二次世界大戦で犠牲になられた諸先輩の慰霊碑を校門前に移し 毎日、献花し手を合わせている。同窓の方にはぜひ、参拝してもらいたい。先輩方の魂を引き継ぎ、スポーツを基軸に国際平和に貢献していく人材を育成している。 国交のない北朝鮮ともスポーツ交流で国際平和に貢献している。日体大の魂と伝統コロナ禍中、 経済的な問題で退学を考えていた学生たちを教職員の支援による奨学制度で守った。 日体大は学生を守り 、伸ばしていく大学であ る。 スポーツで培ったフェアプレイの精神は 、教職員、学生、すべてのベースである。大学経営の柱でもある。エッサッサ や 荏原 体育は授業でその伝統を伝えてい る。<日体大の使命>各種目の大会で好成績を残しオリンピアンも多数輩出しているが、日体大の基本は、指導者を輩出することが第一義。全国から指導者になるために日体大をめざしてもらいたい。全国の同窓の力を是非、お借りしたい 。

【 大学からの説明 】

<石井学長> 国内の大学は18歳人口の減少で少子化問題に直面し、全国の 47.5 %の大学が定員割れ/日体大の特色である身体運動の学びは、AIの進展の中で、AIでは 養えない「できた」「やった」という感覚を大切にする学びである。身体は「知のラストフロンティア」/ 次の時代はスポーツが経済発展、国際貢献、国際交流、健康寿命延伸のツールとなる/日体大は身体にまつわる文化と科学を学ぶ大学の総合大学 として次の時代を担う人材を責任もって輩出していく 。<アドミッションセンター >日体大は、体育学部 (体育学科、健康学科) スポーツ文化学部 (武道教育学科、スポーツ国際学科)スポーツマネジメント学部 (スポーツマネジメント学科、スポーツライフマネジメント学科) 児童スポーツ教育学科 (児童スポーツ教育コース、幼児教育保育コース) 保健医療学部 (整復医療学科、救急医療学科)で構成されている/昨年度は、受験者 4536 名中 合格者 2307 名 という結果で実質倍率は 1.97 倍 5 年前は 3.21 倍であったがこの 3 年間は低倍率が続く近年の入学生は、首都圏7割、地方が3割という状況( 今年度 近畿圏 入学者 ‐兵庫 36 、大阪 23 、京都 18 、和歌山 6 、奈良 5)である/入試は複数のタイプがあるので自分に合った方法で受験できる総合選抜型、学校推薦型 などは 12 月までに実施。一般入試は年明け/昨年度は年内に 9割が合格。年明けの合格は 1 割。地方でも説明会を実施しているので参加をお願いしたい。
<キャリアセンター >昨年度の就職状況は、全体就職率 98.1 。卒業生 1679 名中、民間企業 990 名、教員 318 名(公立学校教諭 58 、公立学校講師 170 、私立教諭 44 、私立講師 44 、公務員 122 名(消防、警察、行政など)、大学院進学 74 名 、留学 7 名 、就職希望なし 145 名 (競技継続者、個人事業主等 含む)/学部 の特色で教員志望と民間企業志望に分かれる傾向/民間企業については同窓の会社経営者が 1 月に東京に集まり母校を応援/教員については教採セミナーを大学、各県同窓会で実施。

阿部兄妹金メダルおめでとうございます  ~柔道世界選手権大会~

先日、 カタールで行われた柔道の世界選手権で、兵庫県出身の 阿部一二三選手 と 阿部詩選手がそれぞれ金メダルを獲得し、去年に続き、 兄妹そろって世界選手権を制しました。 おめでとうございます。同窓会から祝電を送りました。 阿部兄妹から連名で同窓会宛に「今大会の優勝は、皆様方のご支援とご指導の賜物と存じ、深く感謝申し上げます。引き続き皆様にご声援いただけるよう日々精進して参る所存でございますので今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう お願い申し上げます・・・ 」 との礼状が届き ました のでご報告します 。

教育実習が始まりました

将来、教職を目指す学生たちが教育実習に励んでいます。高校 12 名、中学校 7 名、小学校 1 名の 20 名に対し、大学と同窓会が連携し、実習訪問や実習指導に当たっています。 同窓会では 教員採用試験対策も 全力で 支援していきます。

活躍する同窓のご紹介  ~株式会社 城山 社長 安藤和正氏~

今回は、民間企業でご活躍されている安藤和正氏のご紹介をさせていただきます(お知らせ頁参照)。今後も同窓の皆様からこの方の紹介をしたいというお声があれば、会長までご連絡くださればお伺いします。よろしくお願いいたします。